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スクリーンを横から見てみる

映画と、映画以外の全て、の2つについて。twitterは@cathexis_impish

『ラ・ラ・ランド』The way we are

映画

デイミアン・チャゼルの前作はあまり好感が持てなかったのですが、今作は楽しめました。過去のミュージカル映画のエッセンスをふんだんに詰め込まれていました。

そして物語はバーブラ・ストライサンドロバート・レッドフォード主演の『追憶』という映画を追憶させられました。

 

ラ・ラ・ランド』はそうでもないですが、『追憶』のような長い年月の男女を描いた作品に私は大変弱く、すぐにホロリとさせられてしまいます。

カサブランカ』『恋人たちの予感』『秋津温泉』などなど。

一番は『ビフォア・サンライズ』の鑑賞から9年経って観る『ビフォア・サンセット』でしょうか。

9年間という時間の長さと90分という短さが同時に押し寄せてきてグチャグチャにされる快感にひたれます。

 

閑話休題

観た人がいろいろ話題にしているラストの夢?妄想?ですが、

セブのでもミアのでもなく、われわれ観客が夢見る理想のふたりの人生、「観客のラ・ラ・ランド」だと私は考えます。

 

しかし「観客のラ・ラ・ランド」が果たしてふたりにとって幸せなのか?

自身の店を持つ夢を諦めミアをサポートする人生。

自身の夢は叶ったけど、自分のために夢を犠牲にした人が一番近くにいる人生。

 

The way we are, 今のふたりのあるがままの姿を見ろ。

ミアのセブが視線を交わすお互いの表情が幸せそうだと捉えるのか、不幸せだと捉えるのか。

観客の歩んできた人生によって作品に対する評価が決まるのではないでしょうか。

賛否両論なのも納得がいきます。

映画のショットと観客の人生のモンタージュ。

こういうクレショフ効果、いい映画に多いですね。

 

 

今のアメリカ映画はわざと難しい移動撮影でワンカット長回しを撮るということが流行りのようですね。

ひと昔前のやたらとカットを割ってた頃と比べると格段に見やすくて良し。

トランスフォーマー』は目眩がしたので途中で退場しましたからね。極端な例ですけど。

 

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