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スクリーンを横から見てみる

映画と、映画以外の全て、の2つについて。twitterは@cathexis_impish

『沈黙 ―サイレンス―』隠れキリシタンではなくウォーリーを探せ

窪塚洋介。 わたしはこの人の顔が大好きで、ずっと見ていたいと思うのです。 なぜか魅入られてしまうのです。 『街 〜運命の交差点〜』のAD役のころから、というのは嘘ですが『天国に一番近い男』というドラマで見かけてからずっとファンであります。 男性は…

『ラ・ラ・ランド』The way we are

デイミアン・チャゼルの前作はあまり好感が持てなかったのですが、今作は楽しめました。過去のミュージカル映画のエッセンスをふんだんに詰め込まれていました。 そして物語はバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォード主演の『追憶』という映画を…

『レヴェナント』アカデミー主演男優賞はルベツキ

作品についてはイニャリトゥ監督ということ、たくさんアカデミー賞を獲ったというのと、ディカプリオが熊と格闘する映画っていうくらいの知識で足を運びました。 「レオナルドと熊か……」なんて思いついちゃったから、心の衝撃レートがかなり低めに見積もられ…

『シン・ゴジラ』私もゴジラを視た

庵野秀明はゴジラを撮るために生まれてきた 見終わってそう感じました。 ゴジラ、それも第一作『ゴジラ』への想いが溢れてて、押しつぶされそうでした。 大好きなゴジラと今までの庵野アニメ作品の混淆物。 やっぱりゴジラへ想い入れをたっぷり注入できる人…

『シング・ストリート』誰かこの書き散らした記事の断片をひとつの曲にしてくれ

“Rock’n Roll is a risk. You risk being ridiculed ” この言葉を教えてもらっただけでも観に行った意味があったといえる映画でした。 今まで、いったい何を指しているのか、なんとなく分かってる感じはしてるけどちゃんと言葉では説明できずモヤモヤしてい…

予告篇は退屈迎えに来て

GW明けから急に忙しくなりました。冬から春にかけてあんなにヒマだったのに。 易経でいう「窮まれば変ず」ということなのでしょうか。 「窮まれば変ず」とは、物事は全て窮まった瞬間に変化する、ということ。冬が窮まれば夏へ、夏が窮まれば冬へ。行き詰ま…

『マイ・バック・ページ』 発見!日本の小物感俳優

以前に『ゲーム・オブ・スローンズ』の出演者の小物感について書いたことがありました。 ハンサムで本当はカッコいいはずなのに、器の小ささがムンムンと漂っているのは物語なのか演出なのか衣装メイクなのか演技なのか、自分には分からない、という話です。…

『晩春』ホームドラマの皮を被った恐怖映画あるいは小津と原と小室と華原と。

5月に入りました。GWも後半。ちょうど今頃、5月あたまから立夏の前日までを晩春と言うそうです。非常に短い期間、およそ6日間、儚い。原節子が小津安二郎作品に出演した数、6本と同じです。その1本目、名作『晩春』。その後の小津作品に幾度となく登場する娘…

『桐島、部活やめるってよ』問十二、東出昌大の( )に入る言葉を埋めよ

映画『桐島、部活やめるってよ』を「視線のやりとりの映画」として見てみることで、エンドロールの宏樹( ) 東出昌大のカッコに何が入るのか考えてみます。ちょっとしたお遊びなので、あまり真面目に受け取らないで下さい。

観客の無意識に働きかける演出

前回、映画『はじまりのうた』で、それとなく主人公が誰かを意識させる演出について書きました。 映画は無意識とか潜在意識とか、そういうものに働きかけ感情を操る技術はたくさんあって、そういうのを見つけるのが映画を観る時の楽しみのひとつになっていた…

『はじまりのうた』光り輝く真珠になるためにしていること

ジョン・カーニー監督作。前作の『ONCE ダブリンの街角で』とほぼ同じ話を予算増やして作りなおした感じの『はじまりのうた』ですが、前作同様何度も観たくなる気持ちよさがあります。 キーラ・ナイトレイ。彼女のことは『プライドと偏見』での美しさに鳥肌…

『独裁者』スピーチの本当の凄さ

スイスにチャップリンの博物館ができたんですね。 www.chaplinsworld.com swissfanclub-photo.blog.jp 敷地が4000平方メートル以上、ということはだいたい1200坪以上。広大。さすが大陸。 行ってみたいです。 チャップリンで好きな作品をひとつ、と言われれ…

『ナイトクローラー』夜目が利く、F値は開放、見開いて

あの眼、まなこ。決して瞳とは表現されない眼球。 倫理の欠片もない、絶対にエントリーされないけど今年の真の流行語「ゲスの極み」の称号が相応しい男、ジェイク・ギレンホール演じるルイス・ブルームの眼が強烈に印象に残る映画『ナイトクローラー』。 俳…

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』カットも研磨もされなかった宝石

『ミッション・インポッシブル4』『アメリカン・スナイパー』に並ぶ砂嵐三部作のひとつ、みんな大好き『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。私もガツンと殺られたクチであります。 ジョージ・ミラー監督の頭の中にあったイメージの塊をそのままぶつけられ…

『母と暮らせば』母が息子にしてもらいたい109の願いと原節子と

二宮和也のアカデミー賞のほか、たくさんの賞をとっている『母と暮らせば』は、『ゴースト』親子版であり、「母が息子にしてもらいたい109の願い」が詰まっています。 本当は109個もありませんが、タイトルに数字を使ってみたかったのです。 むかしパートの…

『異人たちとの夏』地下鉄の行き着く先に黄泉はない。

大林宣彦監督の『異人たちとの夏』。 ”異人”は幽霊のことですね。幽霊と過ごした人の夏の日々。 この映画、のっけから死や幽霊のモヤモヤしたものが醸しだされてます。 冒頭、風間杜夫が見ているテレビドラマ、風間は女が死ぬ瞬間(生と死の狭間)を何度も繰…

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』アナと雪の次の女王

TBSラジオ『Session-22』メインパーソナリティなどで知られる荻上チキさんの著書『ディズニープリンセスと幸せの法則』で、ディズニー映画におけるヒロイン像の移り変わりについて述べられています。ザックリまとめると、 1.『白雪姫』のころの、運命の人が…

『薄氷の殺人』裏切りの所信表明

2015年に観た中で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『はじまりのうた』と並ぶ、気持ちいい体験をさせてくれたのが『薄氷の殺人』です。ベルリンでグランプリ、主演男優賞を受賞しているのに知名度が低くて残念です。 特に、目眩がするような、色気が匂…

『イコライザー』マッコールが見る光景は滲んでいるのか

デンゼル・ワシントンが製作・主演の映画『イコライザー』には雨や水がいたるところに現れてました。 マッコールが娼婦のテリーと深夜のダイナーで会う時。 その二人が歩く夜のシーンで。 ラルフィの母が経営する店に行く時。 汚職警官を粛清したあとのバス…

『スポットライト 世紀のスクープ』その外側に存在する闇に光あれ

映画『スポットライト 世紀のスクープ』2016年アカデミー作品賞と脚本賞の受賞作をHuluオンライン試写に当選し鑑賞することができました。 Huluさん、ありがとうございます。 映画はピアノを主体にした物哀しい劇伴のように静かに、しかし力強い作品でした。…

『ゲーム・オブ・スローンズ』小物感は天が与えしものか、人が造ったものか

時間が余ってまして、Huluを無料体験しています。 『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン1を鑑賞したところです。 『ロード・オブ・ザ・リング』のことは忘れてしまいましたが、思ってるより音楽が少ないんですね。戦闘シーンと重要なポイント、各話の最後く…

『ある優しき殺人者の記録』恐怖と笑いは紙一重

僕は怖い映画が苦手なんです。 理由は怖いから。鑑賞中に気絶して映画館の方々にご迷惑をかけるのは避けたいので、ほとんど観ません。でも興味を持ってしまうことももちろんあって、スペイン製の『REC』をDVDを借りたら怖さで気を失ってました。 『ブレアウ…

『マネーボール』パパはオバカね もっと野球を楽しんで

ブラッド・ピット主演映画『マネーボール』を観ました。 人生の選択で迷っている人が僕のまわりにいたら、この映画を勧めることにします。 映画を観た感想に悩める子羊の今の考えがそのまま反映されると思うからです。 「人は野球に夢をみる」と思うか、 「…