スクリーンを横から見てみる

映画と、映画以外の全て、の2つについて。twitterは@cathexis_impish

都知事選2016 東京の顔、大写しで。 

新しい東京都知事小池百合子氏が就任しました。

都知事選って地方ではどの程度話題になっているのでしょう。

西日本、私の故郷の和歌山なんかでも報道されているのでしょうか。

 

今回は都知事選前に書こうと思ってたことを記します。

私の政治思想とか理念とか難しい話は皆無です。

 

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舛添さんが辞職しましたね。

いろいろな報道を見ていると、石原慎太郎さんも政治資金の私的流用してたようですが、あまり問題にならなかったようです。私は全然知りませんでした。でも、石原さんの辞職理由はお金とは違っていたはずです。

なぜ石原さんは大目に見てもらって、舛添さんは激しく追求され続けたのか。

 

私は、顔に原因があるんじゃないかと思っています。

私見ですが、舛添さんの顔は醜いと感じます。

目鼻口のバランスなど作りのことではなく、受け取る側のイメージとしての美醜です。味がある顔立ちだね、風格があるね、色っぽいね、幸薄そうだね、などなど。

 

テレビで大写しになる舛添さんの顔、見るに耐えません。あれを見て、みんな舛添さんの顔が醜いと感じ、許せなかったんじゃないでしょうか。

石原さんの顔はアップに耐えられたから大目に見てもらえた。弟は昭和の大スターですから、お兄ちゃんも愛嬌があります。

 

顔の差が、自分で辞職したか辞めさせられたかの差になったのではないか。

猪瀬さんの顔もどこか品がなかったような。

 

そう考えると、スクリーンに大写しになっても耐えられる、あまつさえ魅入ってしまう顔をもつ俳優さんたちはすごいなと感心させられます。

あれは持って生まれたものでしょうか?

私はそうでもないと思っています。

人に見られる環境に身を置くと、鑑賞に足る顔に変わります。顔がいびつになるんですよね。いびつとは前述のように美醜のレベルではなく、大多数の一般人の顔とかけ離れているという意味です。人を惹きつけようとすると、どこか普通じゃない顔になり目立つ。それがオーラがあるとか、人混みに紛れててもすぐバレるとか、そういうものなんじゃないかと思ってます。

でも、舛添さんも猪瀬さんも、ずっと人前に立つ立場で活動していたのに、なぜ皆が背けたくなる顔になったのでしょう……。

 

 

なので今回の都知事選で誰に投票していいか迷ってる人は、候補者の顔で選んでみてはいかがでしょうか。

人前に出しても恥ずかしくない顔の人物なら、少なくとも短期間で辞任に追い込まれる事態にはならないと思います。

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というようなことを梅雨から夏にかけて考えていました。

小池百合子さんの顔、みなさんどう感じていますか?

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多くの人から好意的に受け止められるなら、東京がより良くなるのではないでしょうか。

 

 

 

私は顔だけで選ぶなら、駅乃みちかですね。

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ずっと見てられます。

でも、みちかはまだ23才だから被選挙権がない。

東京の顔になる前に、まず東京メトロの顔になってもらいたい。

もう少しがんばれ、みちか!

 

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『シン・ゴジラ』私もゴジラを視た

庵野秀明ゴジラを撮るために生まれてきた

 

見終わってそう感じました。

ゴジラ、それも第一作『ゴジラ』への想いが溢れてて、押しつぶされそうでした。

大好きなゴジラと今までの庵野アニメ作品の混淆物。

やっぱりゴジラへ想い入れをたっぷり注入できる人に作らせるほうがいい、お金があるからってハリウッドに任せちゃいけない。

でも、アレはアレで良いなと思ってましたけどね。『シンゴジラ』觀るまではね。

 

もう、自分が感じたことは数多くの方がすでに書かれてるので以下略ですが、

ひとつ。

 

怪獣映画が怪獣映画たらしめている大きな要素のひとつとして、大勢の人が同じ対象を見ている、というのがあると思います。

視線の先にある、ひとつのものを大勢の人が見て、恐怖している。

しかし『シン・ゴジラ』にはそういう場面がほとんどありません。

それなのに面白い怪獣映画って新しいな、と思っていたのですが、

そんなことない。

視線はたくさんあった。

 

観客の視線です。みんなゴジラを視ていた。

 

そんなの怪獣映画に関わらず全部そうじゃないか。

その通りです。

ただ、庵野秀明は意図的に観客の視線を映画に取り込んで、映画では削ぎ落としていた、同じ対象を見つめる視線役として観客を映画に補完させようと目論んでいたんじゃないかって考えています。

東日本大震災を経験した日本人の視線を。

 

梶井基次郎の言葉を思い出しました。

視ること、それはもうなにかなのだ。

自分の魂の一部分あるいは全部がそれに乗り移ることなのだ

 

シン・ゴジラ』に大絶賛の声が多いのは、

初代ゴジラに魂を持っていかれた庵野秀明ゴジラに乗り移った。そして今度はみんなの視線が映画に乗り移ったからではないでしょうか。

同じものを見つめている幸福、それとひとつになる幸福。

 

だったら、持ってかれた魂を返してもらいに、もう一度視に行かないと。

 

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『シング・ストリート』誰かこの書き散らした記事の断片をひとつの曲にしてくれ

“Rock’n Roll is a risk. You risk being ridiculed ”

 

 この言葉を教えてもらっただけでも観に行った意味があったといえる映画でした。

 今まで、いったい何を指しているのか、なんとなく分かってる感じはしてるけどちゃんと言葉では説明できずモヤモヤしていたロックという言葉が、ストンと腹に落ちる。ナンシー関のコラムを読んでる時によくあった、あの感じ。志の輔師匠に促されるまでもなく私は目の前のボタンを叩きます。そして内田裕也がカッコイイ、と私の世界の見え方が変わりました。

 

 少年から大人に変わる壊れかけの時期、音楽と、女と、大人へと引っ張ってくれる年上の人物、の最強装備で迎えた思春期。少年にとって、これほど恵まれた青春時代はないでしょう。音楽が映画だったら『ニュー・シネマ・パラダイス』でしょうか。

 

 ジョン・カーニー監督は、瞬間を捉えるのが上手ですね。ただの音が音楽に変わる瞬間、恋に落ちる瞬間を、ほのかに薫るくらいの表現で、効果的に観客の心を掴みます。まるで香水のつけ方が上手な女性のように。

 ブレンダンはきっとドイツに行くでしょう。姉も画家を目指すでしょう。ほのかですが、薫ってきます。コナーの未来も、エンドロール最後の音声のやりとりを良い方に捉えます。

 

 もうひとつ上手なのが、現実から空想へ、流れるような。みなさん涙ぐむとご指摘のアレ。『はじまりのうた』でダンの頭のなかでアレンジが出来上がるくだりのアレ。

 実際、現実と空想がシームレスに繋がってますよね、あんな風に。Happy Sad は同じG線上にあることをあらためて意識させられました。

 ”映画は何でもアリというのはこういう手法のことでしょう。うまく出来ない言い訳を「何でもアリ」「実験だ」と謳わないでほしい。美しく歌ってください。100歳以上じゃないと分からないとかヤメて。

 

 ラスト、ふたりの乗った小舟の行く先に嵐。大型フェリーの乗客は、遥か上から小さな二人に手を振っている。腹の中では笑っているのか、気にも留めてないのか。そんなことふたりはじゅうぶん承知でしょう。笑われるのは覚悟の上だから。

 

あー、いい映画でした。

 

 

 バンドメンバーの描き方が足りないと周りの人たちにもウェブでの感想でも多いですが、わたしは少年が音楽と女と出会って成長する物語だと思うので、そこだけにフォーカスしているのは当然だと考えます。登場人物を全部フォローしなきゃと、主要人物が活躍するシーンを入れたために2時間超えでダレてしまうのが最近の映画のダメな特徴でもありますし。映画は90分くらいが一番いいんじゃないかと思ってます。この映画の上映時間は106分。エンドロールなければ90分台後半、あと少し。あっ、それと最近の映画の特徴の一つ、冒頭で製作に関わっている会社のロゴ?が多すぎ。製作会社のみなさんはご一考願いたい。あなたの社名、好印象にはなってませんよ。『女神は二度微笑む』『グランド・マスター』は体感5分以上でしたよ。この映画は6つありましたね。アレなければ90分前半のはず。

 

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by the way,

 ジョン・カーニーが上手だということは分かるのですが、音楽を演奏する人を扱った映画で心掴まれるものとそうでないものがあるのはなぜでしょうか。そんなことを劇場を出てから考えてました。

 どうも受け取る側の人の反応をちゃんと描いていると冷めてしまう気がします。それも主要人物ではなく、「この曲よくない?」とか「これ何て曲?」とか言うためだけに出てくる観客AとBなんかを出しているものです。24時間後に死の宣告をされた人の歌も、TVディレクターのリアクションで台無しなんですね。

 今度、そういう視点から、そういう映画を見なおしてみようかと思いました。

 なんて思ってたら9月にテアトル新宿で『傑作音楽シネマ』という企画があるんですね。興味ある映画がいくつかありますね。

宣伝ではありません。別に関係者じゃないですよ。なんならリンクしませんし、企画の文句を書きます。

 

なんで『おとぎ話みたい』が入ってないんだ!

 

 

追記

コナーの父親ゲーム・オブ・スローンズの背筋ピンっでお馴染み、リトルフィンガーじゃないですか!もっと背筋伸ばしてたらワイフに浮気されずすんだかもしれません。姿勢は大事。

 

 

閑話休題

 この作品をもって一時閉館となる渋谷のシネクイント。ニュースでは「今後は検討中」とあり、お隣さんのシネマライズと同じ道を辿るんじゃないかと不安が募ります。

が、日本版サブタイトルの「未来へのうた」はシネクイントが独自でつけたメッセージだと勝手に解釈しておきます。

空想と笑われても構いませんよ。

笑われる覚悟はできてますから。

 

 

おまけ

『シング・ストリート』の感想を書いてるみなさんは、劇中の曲を紹介してまね。わたしもすぐ購入したクチで、知ってほしい曲はたくさんあるんですが、それはみなさんにお任せして。

衣裳とメイクの持つ力、ということで同じ80年代風を再現したMVを紹介したいです。

2007年もの。ただしこの映画のように最初ダサいのが次第にカッコよくなることはありません。最後のアップは正視できません。

www.youtube.com

 

 

シング・ストリート 未来へのうた (オリジナル・サウンドトラック)

シング・ストリート 未来へのうた (オリジナル・サウンドトラック)

 

 

 

 

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